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ながしずてぬぐい for Nepal × FIDR

ネパールの地震発生から5ヶ月が経過しました。未だに復興支援には多くの課題が残されています。ネパールの子どもたちは、震災時に多くの建物が倒壊したことを思い出してしまうため、建物の中に入るのを怖がるそうです。そんな子どもたちが安心して勉強に取り組めるよう考えられたのが仮教室です。屋根で雨風をしのげるだけでなく、壁が透けていて子どもたちにとって怖くないように設計されています。


この仮教室を一棟でも多く設置することができれば、ネパールの子どもたちにとって学びの環境を整え続けていく、その一歩を踏み出すことができます。

今私たちにできることのひとつとして、仮教室設置のお手伝いをすることを考えました。早期に学習環境を整えることは、子どもたちに再び学びの場を提供するだけではありません。将来この仮教室で勉学を積んだ子どもたちが、ネパールの復興、またはさらなる発展を担う人材となる可能性を秘めています。

既に公益財団法人国際開発救援財団FIDRさんの尽力によりいくつかの仮教室の建設が進められています。

FIDRさんは、1990年に誕生した国際協力NGOです。宮城大学が震災直後より取り組んでいる他プロジェクトでご縁があり、ネパール大地震発生後、ただちに現地入りして活動を始められたその姿勢に共感し、現地に行くことができない私たちは資金的支援をしたいと考えました。引換券を購入してくださった方には、私たちがデザインしたてぬぐいをお渡しします。そして皆様のお気持ちを引き受けて、頂いた寄付金をFIDRさんを通じて仮教室(TLC:Temporary Learning Center)建設の資金にしたいと考えています。

ネパールは大地震によって様々なものを失いました。それは4年半前の私たちの体験と重なる部分があります。私たちがこれまで行ってきた「ながしずてぬぐい」の活動は、東日本大震災からの復興のシンボルとして被災地に活力をもたらしました。ネパールの復旧復興活動においても活力を持って未来に向かって歩んでほしい、という願いを込めてデザインに取り組みました。

【デザインコンセプト】

 

「ながしずてぬぐい for Nepal」

(細かいデザインは実物と多少異なる場合がございます。)

 

赤と青の2色で配色されたてぬぐいは、太陽に照らされたネパールの活気や未来への活力・躍動感を強く表現しています。赤は真紅を使用し燃え上がるような力の源を、深々とした青は赤と対照的に凛としたネパールの平和な日々をイメージしています。

ネパールの国花であるラリグラス(シャクナゲ)と、日本の国花の一つである桜をモチーフとした2つの太陽の間を青海波で繋ぐことで、二国間の結びつきを表しています。さらに青海波はヒマラヤ山脈にかかる雲や日本を囲む海洋の波を表現しています。

同じ大地震の被災地を結ぶシンボルとして、人々の活力の源になるようにという願いを込めました。

「ながしずてぬぐい for Nepal 月」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(細かいデザインは多少実物と異なる場合がございます。)

 

黄色と紺色で配色されたてぬぐいは、活力にあふれた赤と青のてぬぐいと対照的に、平穏で落ち着いた、ネパールと日本の月夜を表現しています。

ネパールの山脈に咲く国花・ラリグラス(シャクナゲ)と、日本の国花の一つ・桜をモチーフとした2つの月を青海波が繋ぎ、異なる二つの国の結びつきを表しました。その青海波に散りばめられた差し色はネパールのきれいな星空、あるいは日本の海に映る月明かりをイメージし、月明かりのもと心静かな夜を過ごせるようにという願いが込められています

このながしずてぬぐいfor Nepalの制作費を支援していただくと、金額に応じた本数の完成品をお送りします。またてぬぐい1本につき約630円を仮教室の建設のための資金として寄付させていただきます。

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